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Course Outline
講義タイトル:物理の英語
講義番号:3235
対象回生:おもに学部3回生
講義時間:前期/火曜日/第4時限(15:00-16:30)
講義室 :理学部6号館401講義室
講義番号:3235
対象回生:おもに学部3回生
講義時間:前期/火曜日/第4時限(15:00-16:30)
講義室 :理学部6号館401講義室
担当:前野 悦輝
(まえの よしてる)
(まえの よしてる)
物理学教室5号館138号室、内線3783 (753-3783)
maeno.yoshiteru.2escphys.kyoto-u.ac.jp
maeno.yoshiteru.2escphys.kyoto-u.ac.jp
TA:山中 陽裕
(やまなか あきひろ)
(やまなか あきひろ)
理学部4号館522号室、内線4287(753-4287)
yamanaka.akihiro.57rst.kyoto-u.ac.jpp
yamanaka.akihiro.57rst.kyoto-u.ac.jpp
講義の概要:
グローバル化が加速する中で、物理学の学習においても、国際共通語である英語で情報の受発信ができる能力獲得の重要性がますます高まっている。我が国では日本語でも専門的内容を学習できる環境にあるため、先端研究に従事する専門分野教員が、物理学専門分野での日本語も活かしながら「英語でも学ぶ専門教育」を行うことが有効である。本授業ではこの観点に立って、物理学で用いられる英語について、作文力を高めるための文法・表現法を系統的に学ぶとともに,物理学の教材を用いて聴解能力の向上をめざした実習を行い、エッセイの構成を学んで英作文実習も行う。
15回の授業(フィードバックを含む)は、毎回、主に以下の内容をバランスよく組み合わせて構成する。それに加えて、期末試験を1回行う。15回の授業は主に次の6つの内容から構成される:
-
「物理の英語(前野)」の配布物に沿って、物理学で用いられる英語の記述・表現法を学ぶ。
毎週の講義内容を復習するための小テスト(Quiz)を10回程度行う。各章の内容は以下の通り:
(1). 物理の基本用語 (2). 科学論文の構成と図表・数式 (3). 名詞・代名詞 (4). 動詞
(5). 形容詞・副詞・比較級 (6). 動名詞と分詞 (7). 前置詞 (8). 冠詞
(9). 文のつなぎ方 (10). 修辞法 - 数式の読み方について録音を利用して学ぶ。
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ファインマンによる講義の録音を用いて、聴き取り・ノート取りの練習を行う。
「R.P. Feynman: The Very Best of the Feynman Lectures (Basic Books, 2005」より
"Nuclei and particles", "The exclusion principle", “The size of an atom” など。 - 最近の物理科学の話題を教材として、表現法を学ぶ。原子力発電、Higgs粒子、高温超伝導、重力波、トポロジカル物質など。
- エッセイの基本的構成を復習し、科学英語のエッセイ課題について実習を行う。
- 留学試験TOEFL(Test of English as a Foreign Language)やGRE(Graduate Record Examination)について、HPも利用して概要を体験する。類似の形式の物理科学関係の練習問題を用いて中間試験を行う。
・その他、留学経験者や留学生をゲストに招き、体験談やアドバイスを聞く。
・アナウンスや教材ダウンロードはHPから。
・アナウンスや教材ダウンロードはHPから。
連絡事項:
本科目は物理の専門科目であり、外国語科目としての単位は認定できない。2回生や4回生の受講も歓迎する。2回生までの物理学の基礎知識は仮定するが、英語能力は初級から上級まで、なるべく幅広いレベルの学生に対応できるよう、講義内容を工夫する。「授業計画と内容」からは大変そうな印象も持つかもしれないが、恐れずに受講してほしい。
Profile of Yoshiteru Maeno:
Born in Kyoto,
1979:
BS from Kyoto Univ. (Physics).
1884:
Ph.D in Physics from Univ. of California, San Diego (UCSD).
1984-1996:
Research Associate and Associate Professor at Hiroshima Univ.
1988-1989:
Visiting Scientist at IBM Zurich Laboratory
1996-present:
Asssociate Professor and Professor at Kyoto Univ.
Field of Specialty:
Experimental Low Temperature Phycics, Superconductivity
Member of Kansai Chapter ESP (English for Specific Purposes) Group. Former member of JACET (the Japanese Association for College English Teachers).