TRiKUC について
豊田理研‐京大連携拠点(TRiKUC)は、豊田理化学研究所と京都大学高等研究院の連携研究拠点として、2022年4月に京都大学の吉田キャンパス本部構内に開設されました。
TRiKUCは、基礎科学の発展への貢献、次世代の研究人材の育成、優れた研究人材の国内外への循環、研究成果の社会への発信を目的として、超伝導体を中心とした量子物質の研究を行っています。
研究テーマの焦点は:(1)ルテニウム酸化物超伝導体Sr2RuO4の非従来型超伝導状態の解明、(2)トポロジカル物質に関連した超伝導体の開発、(3)一軸圧印加で創発する新奇物性の開拓。TRiKUCでは、新物質の合成、純良単結晶の育成、一軸圧印加装置の開発、1ケルビン以下の低温までの物性測定を駆使して、これらのテーマに取り組んでいます。また、純良単結晶の供給を通じた国際共同研究も盛んに展開しています。